リスク管理

 最近東北地方で起きた遭難事故では、登っていた600mの低山から10kmも離れた場所で発見されたとのことです。常識的にはありえないような話ですが、ありえるということでしょう。
 おそらく地図を読む能力もなければ、現在位置を確認する手段も持ち合わせていなかったということでしょう。中高年登山が批判されないように、自衛策は講じてほしいものです。

 うえぴょむさんお勧めの岳人を読んでみました。リスク管理の記事は参考になりました。地形図を見ると頭の中で地形を3Dで再構成できるほどの能力を持つ筆者でも、油断したり、疲れていたりすると道を誤り、誤りの連鎖に陥るという自験例を提示していました。

 私は、そんな読図能力は備えていませんが、誤りの連鎖は経験しています。GPSを持たない頃、似たような尾根を地図の尾根といったん思い込んでしまうと、異なる地形を無理やり?地形図に合わせようとしてしまいます。ピークさえも大きく間違えてしまいました(二郷山での経験)。すぐに下界の低山ならまだしも、深い山でこれをやってはおしまい。戻るに戻れず、結局とんでもない場所で発見されるということになるのでしょう。

 記事の著者はGPSがあると楽しみがなくなるというようなことを書いており、携帯電話のGPS機能でも十分対応可能と言っています。GPSを否定してはいないものの、この点に関しては種々の理由であまり同意できないところです。最終的にGPSに頼ることを肯定するならば、迷いやすい場所でGPSを使うことは余計な体力を消耗しなくてすみます。常時使うなら、携帯電話ではバッテリーが心配です。NV-U37のくせに何を言うかと言われそうですが、予備のバッテリーは3回分ほど準備はしています。

 GPSは車のナビと同じようにまさに誘導されている感があるのは認めますが、私にとってはあくまで目的地に到達することが最大の目的であり、迷うのも楽しみのうちなどとは思っていません(あとでそう思うこともありますが、安全第一、詭弁でしょう)。

 別の記事で、ネット情報が飛び交い、夢を壊すと書いてありましたが、同じ特集記事で別の筆者とはいえ、お勧めの藪山などをコースつきで紹介しているのも夢を壊すんではないのかな、と思った次第でした。

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この記事へのコメント

あかりんだよ
2012年10月22日 18:39
初歩的な質問ですみませんが、藪などでロープを使うとして、どうやってロープを設置し、どうやって回収するのですか?
下りるときにループにしたロープを上方の木にかけて、両端を持って下り、下りたら引き抜くという以外は思いつかないのですが。
うえぴょむ
2012年10月22日 22:02
ソロ行でそれらは必要ないと思います。
うえぴょむ
2012年10月23日 06:06
ロープワークは複数人数あって効率よく、先行者が設置、後尾者が回収となります。単独では支点を尺取り虫の様に掛けていき、終点では戻り用ロープで確保してから各支点を回収に戻り、再び戻り用ロープを拠り所に終点に戻る、という面倒くさいことになります。
あかりんだよ
2012年10月23日 06:58
結局そういうことなんですよね。
懸垂下降はできてもよいのかもしれませんが、さらに荷物が重くなるわけで、他の方法(戻る、迂回する)を考えるのがよさそうですね。
特集を見て、そう思ったわけで、実行するつもりはありません。
うえぴょむ
2012年10月23日 08:45
極めて同意します。どうしても行かねばならないものではないので、ロープがあるに越したことはありませんが、それを使う前に、「道を変える」「軽量化する」というのは見えない、無くならない、劣化しない携行ツールの一つである、と思います。
しかし、誰かをご引率する立場があるので、スリング、ロープ、カラビナ辺りはそろそろ用意せねばとは考えています。