鉢森 886m・再び熊野山 2012年12月23日



 鉢森は三角点はなく、名前のある山で、先日登った熊野山の西方1200mにありますが、その全容を見ることはできていません。
 小烏瀬林道は通行禁止であるほか、作業中で立ち入り禁止となっています。とはいえ、鉢森に登るためには林道を歩いてでも通行せざるを得ません。
 前を走っていた木材運搬用のトラック2台が林道に入って行きました。こんな時期でも作業をしているのでしょう。車で進入するのはもちろん、林道入り口に車を置くのもまずいので、国道を500mほど戻ったところの空き地に車を置きました。国道を歩いて林道入り口に達し、林道を歩きました。轍がツルツルで歩きにくい林道です。

 どうでもいいことが記憶に残るものです。学生時代、悪友と山に登ったときに、その悪友が、治山ダムの看板を見て、「はるやまダム」と言いました。もちろん大笑いになりました。30年経った今でも治山ダムの看板を見るたびにそのことを思い出します。

 林道を27分歩いて標高635mの分岐点に達しました。ここまで誰にも会いませんでしたので、さらに奥で作業しているのでしょう。分岐する林道のどちら側にも轍がありました。
 鉢森から南西にのびる尾根がちょうどここまで来ており、尾根に向かって重機道がありましたので、そこを進みました。ここには足跡はなく、この先は人に会う可能性はなくなるだろうという思いもありました。
 笹の林間に入りましたが、また重機道に出ましたので、しばらく重機道を進みました。ふり返ると六角牛山が見えました。
 重機道の終点の谷から右手の尾根に乗り、笹の斜面を登り、林道入り口から1時間6分で山頂に到着しました。プレートなどは見当たりませんでした。

 山頂でいけないものを見てしまいました。山頂に1本の神木をたたえた熊野山です。先週登ったばかりです。

 時間はまだ12時11分。同じ道を戻ると、林道で見咎められるかもしれません。ちょっと遠回りですが、すぐそこに見える熊野山まで1時間くらいで行けるだろうと邪なことを思いついてしまいました。もう一つ、先週登れなかったという人に会うかもしれないという因子もありました。

 北に進んで、遠野・宮古市境に出て、そこから熊野山まで、締まった雪の稜線ならノープロブレム。甘い考えであることにそのときはまだ気づいていないようでした。
 しばらく進むと防雪柵のようなものがありました。決して人跡未踏の地ではないとひと安心しました。883m点から市境へのショートカットを考えていましたが無理そうなので、まっすぐに市境に出ました。ここまで若干雪がかぶさった笹藪もあり、歩きにくいところもありましたが、それほど苦労はしませんでした。
 市境の稜線も最初のうち歩きやすく、もはや引き返すポイントは過ぎてしまいました。961m標高点の500m西にある960mピーク付近から、雪が覆いかぶさった笹藪が始まりました。雪のない背丈を越える笹藪こぎよりはマシですが、歩きにくいものです。ところどころでずぼっとはまり、遅々として進みません。引き返すに引き返せません。とにかく熊野山まで明るいうちに到達しなければなりません。時間があれば、オーヅ岳にも寄ってみようかなどというのは全くあり得ない話になりました。
 トランポリン状の藪と格闘して、鉢森から2時間、14時7分に熊野山に到着しました。熊野山には人の足跡はなく、先週の私の足跡も雪で消えていました。積雪は若干増えている程度でした。

 熊野山山頂からは、先週あまりよく見えなかった、白見山、長者森方面がよく見えました。

 熊野山からは一気に下山し、国道を約2.5km歩いて車に戻りました。4時間30分の周回コースになりました。

 もちろん熊野山に登山道があることがわかっていてこのような暴挙に出たわけですが、鉢森から熊野山の間の状況が全くわからないにもかかわらず、否、オーヅ岳の笹藪から推測すれば当然猛烈な藪の可能性が高いことは想定内にもかかわらず、このようなルートを歩こうとしたことは反省すべきかもしれません。
 道に迷う不安は全くありませんでしたが、進退窮まり、暗くなって遭難というリスクはなきにしもあらずです。この付近は携帯の電波がやや不安定です。
 今回のルートは、たぶん後世に役立つこともありません。よい子はくれぐれも真似をなさらないでください。

 
鉢森?(熊野山登山道から)

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空き地に車を置いて歩く

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小烏瀬林道入り口

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治山ダム(本文参照)

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重機道を歩く

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笹の斜面

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再び重機道(防火帯?)

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ふり返ると六角牛山

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重機道終点付近

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笹の斜面

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山頂付近

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熊野山(山頂の神木が特徴的)

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鉢森から北側に踏み込む

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防雪柵

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遠ざかる熊野山

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雪が覆う笹藪

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青空がせめてもの救い

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オーヅ岳

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熊野山山頂

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長者森方面

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GPS軌跡

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