立石山・駒形山 429.5m 2013年8月11日 

 束稲山系には、束稲山、音羽山、経塚山の3山が地図に名前があります。その他に、地図には名前がありませんが、九郎森(黒森)、駒形山、そして今回名前が判明した立石山があります。
 もう少し範囲を拡げれば、雨請石のある山、大平山、観音山、僧家森、白山岳も束稲山系に含めてもよいのかもしれません。
 
 最高峰は束稲山の595.1mに過ぎませんが、東北自動車道を南下してくると、左前方に束稲山系が見え、一関に近づいたと感じる郷土の山です。また毎朝、通勤途上で正面に束稲山系が見え、季節の移ろいを感じています。

 束稲山系は周囲のあらゆる方向から見ることができ、見る方向により山容、山の配列が異なるところも面白いところです。東側から初めて見たとき、束稲山のアンテナを見るまでは、いったいどこの山だろうと思いました。

 さて駒形山には以前に月山キャンプ場付近の廃道から縦走路に出るルートで登りましたが、縦走路の南端である木工芸館「遊鵬」から駒形山までの区間はまだ歩いていません。この区間に立石山があることが判明しましたので、このルートと立石山を制覇することにしました。

 大文字キャンプ場から大文字の丘の東屋に向かう林道沿いに、下のような案内板がありました。ゆえに立石山ということにしました。

駒形山と立石山(8月13日)

画像


画像


「立石山」の案内板

画像


 この付近は西行桜の森として整備されています。「ききもせず 束稲山の さくら花 吉野の外に かかるべしとは」と詠んだことに由来するようです。
 束稲山は、平泉を京都に見立て、東山に相当するものとされていたとか、大東町大原がやはり京都の大原にたとえられての命名とか、興味をひかれます。

平泉から束稲山(2009年4月)

画像


付近の案内図(大文字の丘)

画像


 天気があまりよくありませんので、まず大文字の丘に行ってみました。すると8月16日の送り火のための準備がされていました。これは一度どのようなものか見ておきたいところです。丘から遊鵬まで車で距離を測ると1.2kmでしたので、遊鵬から立石山、駒形山と縦走して林道を歩いて戻ることにしました。

 木工芸館「遊鵬」から出発です。須川から下りてきたにもかかわらず、まだ7時45分です。

 雲間に観音山が見えました。遠く石蔵山も平泉と関連がありますので(冬至の日の出の位置)、北は虚空蔵山あたりから束稲山系を中心に据え、南は石蔵山まではが、東山三十六峰のようなものなのかもしれません。その中でも独立した観音山はあまり知られていませんが、重要そうな山に思われます。

立石山

画像


遊鵬を出発

画像


観音山

画像


観音山(8月13日)

画像


 あじさいが咲く遊歩道を登りました。途中、雨宿りの窟、二本立石という巨石がありました。立石山頂の展望台は二本立石の上にあるようです。

あじさい咲く遊歩道

画像


雨宿りの窟

画像


二本立石分岐

画像


二本立石

画像


画像


ヘクソカズラ

画像


画像


 立石山頂展望台からは何も見えませんでした。束稲山系にはほかに経塚山、駒形山にも木造の展望台があります。かつては音羽山の山頂直下に国民宿舎がありましたし、束稲山の山頂直下にも何かの施設があったようです。山麓にはアカデミーの森という何らかの施設もあったようです。平泉にタワーがあったとも言われますし、もはや夏草に埋もれた夢の跡です。

立石山頂展望台

画像


画像


画像


 道にいた蝉、終末を迎えようとしているのでしょうか。まだ生きていますが、「城の崎にて」の一節を思い浮かべました。道を歩きながら、あほなこともよく考えますが…。
 今日は「棹さす」という一見文学的な思考が変な方向にそれました。あと、シェイクスピアの、「frailty thy name is woman」という言葉も山でよく思い浮かべますが、調べてみるとあまりよい意味ではないんですね。今日はwomanを別の単語に置き換えてみたりしました。

人生を終えようとしている蝉?

画像


道標

画像


画像


 駒形山山頂には、8時11分に到着しました。前回の2011年12月と違って、あまり展望はありません。夏と冬で山は全く様相が異なるものです。

三角点

画像


山頂で

画像


 大文字送り火の薪が置かれた遊歩道を下りました。

送り火の準備

画像


画像


画像


 送り火はこれまで2回見ました。いずれも高舘義経堂からです。よく見えますが、大の字は結構小さいものです。

うっすらと北上川

画像


2009年8月16日の送り火(花火の左下に大の字があります)

画像


画像


大文字の丘の東屋

画像


句碑

画像


萩の花

画像


 泉がありましたが、こんな低山の泉は飲む気にはなれません。

文字の泉

画像


 あじさいの咲く道を遊鵬に戻ります。あじさいの色は土の性質で変わると聞きましたが、不思議なものです。

画像


画像


画像


 この世に生を受けたからには、何らかの生きる目的を持っているのでしょうが、このカエルたちはどうなのでしょう。じゃあ自分は…そんなことをついつい考えてしまいます。

画像
 

画像


キンシバイ(ヒペリカム)

画像


 8時50分に車に戻りました。

 束稲山系はこれで完了ですが、桜の時期、紅葉の時期など、何度でも登るべき山でしょう。

GPS軌跡

画像


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

isamrx72
2013年10月04日 00:26
 昔は、音羽山ですか、そこに風力発電の風車がありました。一昨年だったでしょうか?前に、保養施設があった場所からだったと思いますが、送電線がある場所から、音羽山まで雪の中の藪こぎをしました。

 開けた場所に出たと思ったら、前に風力発電の風車があった場所でした。そこを下ると道に出ましたが、閉鎖されてました。

 時代の流れを感じましたね。

 
あかりんだよ
2013年10月04日 06:42
 束稲山系には車で行ける展望台がありません。経塚山に至る道路に路上駐車して夜景を眺めたりする車が多いようです。
 音羽山の空き地からは展望がありましたので、ここを開放して平泉を見下ろす展望台として売り込めばよいのではないかと思っています。日によっては雲海も出ます。