上松森 1248.9m 2015年5月5日



 上松森(かみまつもり)は堺ノ神岳と害鷹森の間にあり、林道からの標高差が110mほどです。林道が通行できるようになってからと思っていましたが、八戸川内大規模林道が正規には5月31日まで通行止めですが、例年4月には通行できるらしいということで、4日の夕方に偵察しました。峠まで全く雪はなく、数台の車が入っていましたし、岩泉に抜けるとおぼしき車も通行していました。自然融雪にまかせていると思われますが、行政の怠慢でしょう。生活路線であり、観光道路でもあるのにゴールデンウイークに間に合わせないなんて。
 峠から害鷹森まで破線の道がありますが、害鷹森に登ったときに害鷹森付近は車が通れるような状態でしたので、たぶん峠と害鷹森がつながっているのでしょう。入ってみると道に雪はほとんどなく、害鷹森三差路まで進めました。三差路から北には残雪で進めませんでした。5日に天気が悪くなければここから歩くことにしました。
 峠に戻って、今度はサクドガ森方面に入ってみました。雪はなく、放牧されておらず、ゲートも開いていました。サクドガ森と一杯森の鞍部まで進めました。鞍部から先は林道に変わり、笹が生い茂り、通行困難と思われます。

 大規模林道の通行止め場所より手前から害鷹森に向かう林道が分岐しています。法面が崩壊して和井内方面には抜けられないと看板がありました。どこまで行けるかと入ってみたところ、害鷹森まであと5kmほどのところで残雪があり、進めませんでした。

 禁を犯して成果を公開するより、この林道を5km歩くということも考えましたが、誘惑に負けました。絶対に通るなというなら、林道や冬季通行止めの県道と同じように厳重なゲートがあるはずだと勝手な解釈をして…。

上松森

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 川井で夕食をとり、茂市のコンビニで酒を買いこみ、前にも泊ったラブホテルに入りました。少し高いゴールデンウイーク特別料金でしたが、早い時間から最長24時間滞在できる点は他のラブホより便利です。ただし今回は風呂場に虫がいました。やはり私のような利用か、大家族で声を出しにくい農家の人が利用するのでなければ、愛が醒めることでしょう。初心者は禁です。

 夜半に雨が降り、強風が吹き荒れましたが、朝には晴れていました。茂市のコンビニで朝と昼の食料を買い込んで上松森に向かいました。

 害鷹森三差路を5時52分に出発です。残雪を突っ切れなくはないかもしれませんが、こんなところでスタックしたらアンカーになるものもなく脱出困難ですので、2kmの林道歩きを厭ってはいけません。

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 林道からは堺ノ神岳と高峰が見えました。もう雪はほとんどないようです。

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 害鷹森の東斜面は密生した笹藪です。上松森もこんな状況だと登るのは困難です。

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 しばらく進むとなだらかな山容の上松森が見えてきました。

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 2kmほど歩いたところで破線の道がある市町境界の尾根に乗りました(6時19分)。尾根上には残雪がありました。

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 残雪はやがてなくなりましたが、歩きやすい林間で踏み跡があるようです。

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 若干の笹藪はありましたが、腰丈程度です。

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 林道から離れる場所には重機道跡が山頂に向かっているようです。この付近で林道から登ってもよさそうです。下りはここから林道におりました。

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 重機道跡の左手には踏み跡もありました。

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 どこでも歩けるような植林地を進みました。

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 破線の道は山頂まで達しておらず、市町境界を東に進んでいます。離れて山頂に向かいます。

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 残雪が少しあり、歩きやすい林間、そして山頂付近のお約束の笹藪を抜けると三角点山頂です。

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 山頂には6時56分です。三角点は岩泉町側に100m入りこんでいますので、岩泉町の山にしました。日本山名事典でも山頂の位置は三角点になっています。

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 堺ノ神岳が樹間に見える程度で展望は不良です。

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 植林地を下ります。

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 残雪が続いているなら害鷹森を越えたいところですが、林道におりました。

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ヌリカベ?

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 次に登る予定の猴舞山が見えました。こうして見えると迷いは吹き飛びます。

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峠ノ神山

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 7時55分に車に戻りました。早池峰山が見えます。

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 西にはサクドガ森です。こうして見ると、サクドガ森は決して奥深い山ではありませんが、牧野の上は猛烈な笹藪のようです。
 大規模林道を通年通行可能にするとか、もっと早い時期に除雪すれば、ツアースキーやスノーハイクのメッカになりうるのではと思います。でもカネになりませんな。

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GPS軌跡

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 これで岩泉町の山は終わりました。いろいろ難しい問題の山があるようですが、うまく切り抜けました。

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この記事へのコメント

山野目辰味
2020年05月20日 14:29
山行の記事楽しく拝見しております。大船渡に居住する宮古人なのですが、現在江戸期の浜街道と宮古(閉伊)街道の調査を行っております。特に後者の山稜ルートである、新里刈屋から猴舞山、害鷹森、サクドガ森、青松葉山から高森の東を抜けて区界の去石におりる”宮古新道”に関し現地調査も考えております。
実際ブログでその界隈を歩かれているようで、それに関する情報を得たく、コメントとして書かせていただきました。前述の稜線のあたりに昔の人の歩く道のような跡がなにかありましたでしょうか?またサクドガ森の南側のピークである松森(別名上榊木山)の稜線あたりで大きな傾いた人が雨宿りできるような岩(新道絵図で”立岩”)を目撃されておられませんでしょうか?なにとぞ情報いただきたく存じます。もしご存知であれば位置に関し情報いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
あかりんだよ
2020年05月20日 15:52
サクドガ森の記事(2015年4月12日、2018年4月8日)の記事をご参照ください。「市町村別の山」で「岩泉町の山」からアクセスできます。
松森(上榊)、岩森の両方に大きな岩があったと書かれています。

その他の道はわかりません。