階上岳(ノソウケ峠~鳥屋部口) 739.3m 2018年12月8-9日

 冬の階上岳には2016年2月に登っていますが、それほどの積雪ではありませんでした。
 今回、岩手県側から登り、大開平に泊まるという計画です。しかし、洋野町のHPを見ても、階上岳(種市岳)への情報は得られませんでした。地図には洋野町側から破線の道が2つありますが、その存否は不明です。

 検索し、ノソウケ峠から道があることが判明しました。よく刈り払われている、笹藪が多いなど情報は混乱していましたが、何とかなりそうです。
 ノソウケ峠の洋野町側から久慈平岳中腹への道があり、そこを歩くか車で走るかすれば先に久慈平岳に登ってから階上岳にも行けそうです。

 例によって、行く直前に沿岸部も大雪です。県道20号線・ノソウケ峠のカメラを見ても雪がそこそこ積もっているようです。

 事前の準備として3つ。大開平に電気も通っている新しい休憩施設があることは知っていましたが、薪ストーブがある避難小屋の存在を知りませんでした。場所もはっきりせず、つつじの森の3軒のうちの1つなのかなどと思っていましたが、新しい休憩施設のすぐそばであることが判明しました。ちなみに大開平からの登山道のストリートビューがあるのは驚きです。
 次に、青森県側の鳥屋部口に下山してノソウケ峠に戻る方法です。バスで階上町中心部に戻り、そこから地元のタクシーを使うことにしましたが、雪の峠に行ってくれるかどうかがわかりません。除雪される束稲山へは前沢のタクシーは来てくれませんでした。事前に確認したところ、よほどの大雪でなければOKとのことでした。
 ノソウケ峠の駐車場に一晩車を置いておくと、不審車とか遭難ではないかと通報される可能性が相当ありそうです。前日に管轄の種市交番に電話し、その旨を伝えました。雪が多いので気をつけてくださいと、丁寧な対応でした。

 6時に一関を出発です。高速道路の速度規制がほとんどの区間にありました。軽米インターで降りて、国道395号線を経て、県道20号線に入りました。姫ヶ森に登ったときに近くを通っていますが、記憶はありません。

階上岳

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 登山口はネットの情報で、ノソウケ峠の軽米町側にあるとのことでしたので、最初に確認しました。なんと新しいトレースがありました。ラッキーです。
 ノソウケ峠の駐車場(洋野町側)には車が1台ありました。近くで伐採作業をやっていましたのでその人の車なのかトレースの人の車なのかは不明です。除雪の邪魔にならず、カメラに写りそうな場所に置きました。4時間かかりそうなので、久慈平岳に先に行くのはやめました。
 今回は、スポーツドリンク1L、水1.5Lとし、調理用の水は龍神水か雪を使うことにしました。薪を私が5キロほど、同行者にも2キロほど背負ってもらいました。例のものは減らさず、缶ビール700mlとペットボトルに移した4銘柄1700mlを持ちました。おちょこをプラスチックにするなど本末転倒とも言える軽量化を図りましたが、転ぶと再起不能な重さです。幸い登山口からスノーシューが履けましたので、スノーシューも背負うことにはなりませんでした。

 8時54分にノソウケ峠の駐車場を出発です。

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ノソウケ峠

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 登山口には赤テープ1本のみで、案内板などは全くありません。予習なしには無理でしょう。残雪期ならGPS頼りに町境の稜線をたどることができるでしょうが、今の時期は無理です。スノーシューを履き、ツボ足トレースを追いました。

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 なんだ、立派な登山道じゃないか…。

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 牧野に出たという記事がありましたが、ここで東寄りに進み町境に乗ります。

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 笹を押し倒した雪の上を進みます。ときどきスノーシューが引っかかります。

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 振り返ると久慈平岳が見えました。

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 527m点には直登斜面にテープがありましたが、登山道は右に迂回し、東端に標識?がありました。

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527mピーク(10時26分)

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 土塁の上なのでしょうか。赤テープは右手の林間にあったりします。残雪期なら広い尾根なのでしょう。

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 やがて林道に出て(10時54分)、しばらく林道を歩きました。終点からはまた登山道になりました。トレースがなければ迷いそうです。

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 笹藪のトレースをたどりました。なんとなくはわかるもののときどき探しました。遅い時間だと遭難していたかもしれません。

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 ようやく南岳が見えてきました。

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 トレースのおかげで安心して進めました。どこでも歩けるわけではない初冬の未踏コースを、重いザックを背負ってというのはかなり無謀だったと反省です。

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 12時18分に南岳です。3時間24分かかりました。あまり展望はありません。

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 ここからはもう登りはあまりありませんが、疲れて重い足取りです。

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 龍神水は飲料水ではないと書かれていますが、雪を解かすのとは大差ないと思われ、加熱用に2L汲みました。さらにザックは重くなりましたが、もう少しです。

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 階上岳には13時4分、4時間10分かかりました。無雪期の日帰り装備の記録では2時間半のようです。

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 疲れ切っていますが、避難小屋までは下りです。

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 これはつつじの森の休憩所です。

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 13時25分に大開平の避難小屋に到着しました。小屋手前で転んで起きられなくなり、近くにいた山岳会の人に助けられました。いったんザックをそこに置いたまま、荷物を分割して運びました。4人ほど山岳会の人がいて、ストーブが焚かれていました。ラッキーです。薪や廃材は結構な量が床下にあり、外にもたくさんありました。ほどなく下っていきました。

運んできた薪

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 山小屋にはサンダルやマットはありませんでした。2階はゴミ置き場になっていました。よく管理はされているようですが、2階の惨状はいけません。

 隣の休憩施設で男性2人がランチをしていました。ノソウケ峠からの人たちでした。ノソウケ峠に戻ると言っていましたが、我々は戻る気にはなれません。
 施設は真新しく、電気が来ていてセンサーで点灯します。冬は水は出ませんが、ポリタンクの水でトイレを流すようになっています。暖房便座です。ロフトがあり、そこのセンサーライトは切ることができるようです。下にはスイッチが見当たりませんでした。コンセントもあります。たとえば電気ストーブや電気毛布などを持ち込むのがよいかどうかは自己判断でお願いします。久慈平岳で会った人は、容量が少ないのでブレーカーが落ちるかもと言っていました。

 15時までは我慢して、酒盛り開始です。今回は八戸の如空、八鶴、リンゴ酒(事前に通販でゲット)と岩手の酒も少々。計1700mlとさらにとりあえずビールも700ml。普通は男>女と思うでしょうが、次第にイコールに近づきつつあり、危険な状況です。持つ量が4合から徐々に増え、8合では足りなくなっています。

 タクシー会社に電話して、明日の仮予約をしておきました。

 例によって、何時に寝たのかは不明です。持ってきた廃材で、「火の用心、カチカチ」とふざけていたようです。

 夜中には星が出ていました。日の出は大開平で拝むことにしました。縦走したほうが楽しいという言い訳で鳥屋部口に下ります。

 展望台付近で日の出を待ちます。

八戸市街地

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 樹間に出そうです。

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 反対側まで染まってきました。

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 特別な日でもありませんが、日の出には感動するものです。

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 地図に登山道が記載されておらず、最悪車道をたどればよいと甘く見ていました。また前日の山岳会の人たちのトレースは雪と風で断続的になっていました。案内板の赤の道や緑の道のとっかかりがわからず、トレースをたどったところ、石ノ倉付近を通るパンフレットなどには書かれていない道を下っていました。

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 車道と何度か交差し、夏道があるのかどうかも不明な斜面のトレースを追いました。

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 最終的には赤と緑の道に合流しました。その先で2人と交差しました。

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 8時15分、登山口に出ました。そういえば昨夜はスマホで「階上音頭」を聴き、はしかみキッズを知りました。

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 フォレストピア前にザックを降ろし、バスの時刻を見に行くと、予習と違っており、2分後にやってくるようです。急いでザックを取りに戻り、バス停で待ちました。バスで町役場付近に出て(300円)、タクシーを呼びました。ノソウケ峠までは寺下観音経由で4260円でした。大縦走の対価としてはプライスレスです。
 運転手さんは、エンジンがかかるかどうか試すようにと待ってくれました。うれしい心遣いです。

GPS軌跡

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