うすゆき山荘・堺ノ神岳 1318.7m 2019年8月16-17日

 台風が接近していましたが、うすゆき山荘に16時に入りました。17日の天気がよければ、東尾根の縦走または悠久の道トンネルからのピストンを考えていました。

 2016年8月の台風10号レベルであれば、県道25号線の土砂崩れ、雨量による通行止めなどの可能性はありますが、花巻市の予報では「弱雨」となっています。しかしニュースではお決まりの「山沿いでは強く降るところがあるでしょう」と。危機管理上は行くべきではないと悩みながら、エスケープルートがいくつかあること、いざとなれば車をうすゆき山荘に置いて、天気が回復してから岳まで歩けば何とかなると考え、強行です。

 うすゆき山荘には誰もいませんでしたが、河原坊で車中泊するのか、暗くなっても登っていく車が何台かありました。夜中に、規定雨量を超え、道路管理者のパトロールカーがやってきて下山を勧告されることもあるのかななどと思いましたが、ほどほどに飲んで寝ました。
 夜中には雨脚が強まったようですが、未明からも何台かの車が登ってきました。土砂崩れは起きていないようです。

 ちなみに、アスピーテライン、県道25号線、中沼への林道について、管理員さんなどに聞いてみると、このくらいの雨なら大丈夫と言われたことがありますが、根拠は希薄と思われます。有事は自己責任論で叩かれることは必至です。

 うすゆき山荘はいつになく荒れていました。2階の毛布などはぐしゃぐしゃに散乱していました。ペッとボトルの水は数本残っていましたが、空いたペットボトル(大五郎、2L、500ml)が箱の中に入っていました。空いたペットボトルは少なくともうすゆき山荘では使いみちはありません。回収してきました。よかれと思って置いていったのかもしれませんが、ゴミです。
 寄贈した銀マットも折り目で切れかかっていました。次回補修することにします。折りたたみ式は弱いのかもしれません。高そうなエアマットの忘れ物もありました。

 数組の書き込みが増え、感謝の言葉が並んでいましたが、ときどきチェックするとかしないと、無人の山小屋は荒れていくようです。山小屋の達人H氏の気持ちが痛いほどよくわかります。

 朝起きると、小雨で視界はありません。東尾根は断念しました。

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 水は昨日夕方から濁っていました。沢の水をパイプで引いただけですので、大雨が降れば濁ります。

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 河原坊には5台ほどの車がありました。この天気でも登る人はいるようです。宮古側に下ると、管理員さんの車が登ってきました。少し話をし、今日は登らずに、堺ノ神岳に行くと言って別れました。宮古側に500m下ると数台置けますが、2台車がありました。

 悠久の道を通り、川内の道の駅に立ち寄り、広域林道(全線舗装)から害鷹森方面に通じる林道に入りました。害鷹森へは、標高950mの広域林道の峠からも入れますが、夏屋地区からの林道に入りました。この林道が何ヶ所か荒れており、最低地上高の低い車は無理です。
 そして害鷹森三差路を過ぎると、路面はよいものの、両側から草がジャングルのように覆いかぶさっていました。ジムニーなら当然厭いませんが、フォレスターでも厭わず、ゆっくりと進みました。 
 堺ノ神岳への分岐には、「害鷹森」の案内板がありましたが、2011年11月にはパジェロミニで走ることができた堺ノ神岳方面は、歩くのもためらわれるような状況でした。
 車を傷だらけにしてここまで来た以上、登らないわけにはいきませんので、レインウエアと長靴、そして同行者にもヘルメットをかぶってもらい、8時に出発です。

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 以前は車が走れましたので、路面はしっかりとしていました。

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 笹藪を抜けると、広い道がありました。

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 しかし断続的に藪が現れました。

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 広々とした空間に出ました。しかし道は不明瞭です。

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 堺ノ神岳山頂が見えました。しかし行く手には背丈を越える笹藪です。

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 左右に道を探しましたが、見当たりません。それっぽいところを進んでみましたが、猛烈な笹藪でした。

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 地図の破線の道付近の林間で道を探しましたが、やはり道はありませんでした。東にトラバースすれば道があるかもと笹藪こぎをしましたが、道は見当たりませんでした。戻ろうとすると流されて下ってしまいます。GPSで補正しながら藪と格闘です。
 同行者にはとんでもない経験をさせてしまいました。

 山頂はあきらめました。

ホタルブクロ

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 先ほどの藪とくらべればかわいいものです。9時40分に車に戻りました。堺ノ神岳の和井内コースはもはや存在しません。昔(2005年)の状況は、「やっちゃん日記」をご参照ください。

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 害鷹森三差路から広域林道に出ました。路面は多少えぐれていますが、夏屋まで長い林道を下るよりは楽でした。

 大川コースに向かいました。堺ノ神岳登山口の案内板がいくつかあります。2015年3月に延々と歩いた林道を登ります。通行規制はないようです。
 途中、林道から右手の崖へ逃げていくクマの後ろ姿が見え、崖の上を見ると…

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 安全な車の中からですので、同行者は感激していました。

 破線の道よりさらに進んだところに登山口がありました。この先の放牧場入口にゲートがあり、転回する場所はありません。登山口には2-3台しか車が置けないようです。11時5分に出発です。

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 登山道は明瞭ですが、地図とは一致していません。

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 若いブナの森です。

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 木にクマが登っていないか、注意して登ります。襲われそうなときには木の陰に隠れる、引っかかれるときはヘルメットを突き出し、顔と首を守るということを教えました。

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 案内板はすべて壊れていました。風雪のせいなのか、クマさんのせいなのか。

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 水場(冷水という名称らしい)を過ぎたところから、山頂方向に折れます。破線の道より西側に和井内コース方向へ道が続いているようですので、帰りに偵察することにしました。

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 壊れた鳥居から山頂に向かいます。ここに和井内コースが合流しているようです。学生時代にここまで原付で登ってきたような記憶です。

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 山頂には12時5分、ちょうど1時間でした。360度の展望です。高峰の鞍状の形態は、遠くから堺ノ神岳を同定するときに役立ちます。

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サクドガ森方面

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穴目ヶ岳と遠島山

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害鷹森方面

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 藪こぎした付近が見えます。

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 10m程度の風が吹いており、ランチをして12時20分に下山です。

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 鳥居から下ってみると、赤テープがあり、和井内コースだったと思われますが、少し下ったところで道が藪に消えました。

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 冷水のところから和井内コース方向へ進んでみましたが、やはり途中で藪に消えました。

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 往路を下ります。

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 13時20分、車に戻りました。結果的には未踏の大川コースの無雪期を制覇できましたので、ヨシとしましょう。

GPS軌跡

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