岩手山・鬼ヶ城(七滝コース) 2019年8月3-4日

 ようやく梅雨明けし、岩手山日和になりました。当初は網張リフトで登り、御神坂を下り、バスで戻る計画でしたが、今年度からバスが廃止されましたので変更を余儀なくされました。私自身の未踏コースはなくなりますが、七滝~お花畑~不動平~岩手山~鬼ヶ城~姥倉山~松川温泉のルートを予定しました。

 4時半に一関を出発し、6時ころに県民の森に到着しました。この時期に登ったことがありませんので知りませんでしたが、7~9月は登山口駐車場までは進入禁止になっており、ふれあい学習館に置くようにとのことでした。

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 規制主が市や観光協会などでなく、建設会社ですので、目的や効力のほどは不明ですが、指示には従いましょう。6時9分に出発です。今回、水は2.5Lに減らしましたが、4合瓶のままの5000円の酒、ペットボトルに移した4合、缶ビール2本、100m巻きトイレットペーパー5本(1kg)などでずっしり重く、キスリングでなくても肩に食い込みます。

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 登山口駐車場には6時23分。車は1台もありません。ふれあい学習館には1台ありました。途中にトイレがありましたが、女性用は使えませんでした。ふれあい学習館は閉鎖され、県民の森側駐車場のトイレも閉鎖されているように見えました。トイレ問題はなんとかすべきでしょう。この先の野鳥観察舎にもトイレはあります。

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 広い登山道を歩き、七滝には7時4分です。55分かかりました。2016年10月には不動平まで4時間でしたが、12時には着けばよいのでゆっくりと…。

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カラマツソウ

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ツクバネソウの実

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 一服峠は7時46分、また一服します。

ツルアリドウシ

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サンカヨウの実

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ツクバネソウ

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 左俣沢には8時18分です。地図には左保沢となっており、国土地理院に指摘しましたが、自治体から依頼がない限り、修正しないとのことで、今もそのままです。関門トンネル事件も発覚しましたが、国土地理院は地図好き集団だと思っていましたが、やはりお役所なのですね。自治体側も気づいているはずなのに訂正依頼をしていないのでしょうか。

 左俣沢周辺は道がぬかるんでいます。靴がドロドロになります。管理員さんが闘っているようですが、なかなか解消されないようです。

クルマユリ

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左俣沢

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 ようやく黒倉山が見えてきました。

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 振り返ると茶臼岳方面が見えます。

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 硫黄採取場跡を通過します(8時38分)。この付近から開けてきます。もちろん暑さもひどくなります。

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ホツツジ?

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 大地獄谷からの沢を渡ります(8時56分)。地獄の1丁目というところでしょうか。

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 歩きやすければ地獄ではありません。

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 そのうち待ち受けているのは、こんな明るい地獄ではなさそうです。悔い改めねばなりません。

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黒倉山

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 ときにはロープにすがって登ります。乾燥しすぎて足元が崩れます。

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 どちらに落ちても危ない尾根を通ります。

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 登りはそれほど怖くはありません。最も危険と思われた場所は迂回路ができました。

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 9時30分にやっと地獄を抜け出しました。ここまで3時間21分です。前回は登山口からここまで2時間12分でしたので、車道分を差し引いても1時間遅れです。
 めざす岩手山はまだまだ先です。明日は鬼ヶ城を通ることは同行者には伏せています。

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 お花畑への沢沿いの道を進みます。振り返ると黒倉山。

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トウゲブキ

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 お花畑三差路に8合目避難小屋に泊まったという10人ほどのパーティーが休んでいました(10時11分)。御成清水は元気よく出ていたとのことで安心です。

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 ザックを置いて、御釜湖と御苗代湖に向かいます。

御釜湖

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御苗代湖

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ハリブキ

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 10時32分に戻りました。往復20分ほどですので、惜しまずに見に行きましょう。

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 華やかな花はありません。

ガンジュアザミ?

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シロバナトウウチソウ?

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チングルマの実

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 ここから不動平まで標高差380mの登りです。しかし暑さと重さでかなり参っています。15分歩いて休むのが、次第に数分間隔になってきました。何人か、日帰り装備の人たちと交差しましたが、どう登ってきたのでしょうか。

 上の写真と下の写真の間が1時間6分あいています。そういう状況です。

モミジカラマツ?

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 ようやく樹林帯を抜け出しました。石垣のように見えるのは千俵岩と言うようです。

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 もう少しで不動平です。

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 12時38分、不動平避難小屋に到着しました。6時間29分もかかりました。脚もつりそうで、熱中症一歩手前だったのかもしれません。

 あまり休むと嫌になりますので、寝る場所を確保し、水汲みバッグなどを持ち、山頂アタックと8合目への水汲みに12時50分に出発です。 岩手山には少しガスがかかっています。

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不動平

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ミヤマハンショウヅル

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8合目避難小屋

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鬼ヶ城と不動平

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イワブクロ

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鬼ヶ城

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 13時12分に御鉢に上がりました。ここまでが大変です。

岩手山山頂

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妙高山

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御苗代湖

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イワブクロ

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コマクサ

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 山頂には13時24分。標高差210mですが、34分で登れました。あまり視界はありません。

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 焼走コースは平笠不動避難小屋を通り、いったん御鉢に乗ります。重い荷物を背負ってあの砂礫斜面を歩くのはためらわれます。未踏ですのでいつかは歩かねばなりません。

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 もちろん御鉢巡りをします。

コマクサ

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イワギキョウ

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妙高山と岩手山

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不動平から8合目避難小屋は近いようで遠い

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 御鉢巡りを終え、水汲みです。

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 御成清水は出ていました。ここで飲み物を冷やすのもよいのですが、100人近く泊まるとのことで、喧騒は…。

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 しばし休んで不動平に戻りました。鬼ヶ城から数人が下ってくるのが見えました。夕方までは人がやってくる可能性があります。14時40分に戻りましたが、登りに予想外に時間がかかりましたので、結構きわどいタイミングでした。6時が早出とは言えませんが、8時だとヤバいところでした。

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 体力が復活しましたので、岩手山で巖鷲(鷲の尾)、岩手山で岩手山(菊の司)です。さすがに両方とも瓶のままとはいきませんので、安い方の岩手山はペットボトルに入れて凍結させてきました。

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 東京の大学生男女6人パーティーは、秋田駒ヶ岳8合目~滝ノ上温泉(休憩所泊)~三ツ石山荘~鬼ヶ城、明日は松川温泉でテント泊、その後裏岩手に上がって茶臼までとのこと。登ったり下ったりする気力と体力には感服します。おまけに18きっぷで来たとのこと。
 何人かが三々五々とやってきて、宿泊者は10数名になったようです。

 例によって飲んでは散歩です。外で食事をしたりしている人たちと話したりしました。

シロバナトウウチソウ

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ヤマハハコ

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トウゲブキ

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ウスユキソウ

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オヤマソバ?

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 8合目に泊まる人と思われますが、結構遅い時間まで、山頂に向かう人がいました。8合目の管理人さんたちも、なかなか注意はできないのでしょう。日本の中央部の有料小屋だと、管理人が結構うるさいだろうと思われますが。早池峰でも、ストックやトレランを牽制したくてもできないと言っていました。

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 日の出に合わせて起きることを申し合わせました。他に酒を飲む人は少なかったようで、しめやかに飲んで寝ました。暑くて、シュラフカバーだけでもよかったと思われます。

 小屋の中は暑いのですが、網戸がなく、開放できません。巡回に来た管理人さんが、2階の開いた窓を閉めるようにと言いました。

 3時過ぎに外を見ると晴れており、朝日が望めそうです。3時45分に大学生たちの目覚ましが鳴り、ほぼ全員が起きて身支度です。山頂に行く人もいるようです。
 小屋付近で待つと、日の出の場所が次第に明らかになってきました。

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日の出を待つウスユキソウ

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 鬼ヶ城乗越まで上がりました。秋田駒ヶ岳や和賀山地が見えました。

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 日の出を待ちました。

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令和元年8月4日の日の出

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ヤマオダマキ

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 朝食を済ませ、出発です。某氏には及びませんが、一通りお掃除をしました。山頂に行った人たちが戻ってくるとまた汚れるとは思いつつ。

 小屋の入口にダイモンジソウが咲いていました。

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 5時49分、不動平を出発です。天気がよいので鬼ヶ城を通ります。大学生たちも怖かったとのこと。天候によっては危険なコースです。

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 6時に鬼ヶ城乗越です。

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 鬼ヶ城を進みます。

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 秋田駒ヶ岳方面がはるか遠くに見えます。縦走路があるとはいえ、気が遠くなります。

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 50kmトレイルの起点の前森山もはるか彼方です。同行者は3年の間に、前森山山頂から岩手山8合目までは、分岐する安比岳・安比温泉も含めて、分割して踏破しています。もしかすると、見返峠から畚口までの車道は歩いていないかもしれません。
 9月には曲崎山ルートを予定していますので、実行できれば、湯森山~焼森、横岳~国見温泉が残るだけになります。あと源太ヶ岳は踏んでいません。

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 この時点では姥倉山から松川温泉に下る予定でした。

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エゾツツジ

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 ザックが引っかかりそうな場所が何ヶ所かあります。引っかかって滑落したら終わりです。

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 某氏は涼を求めて茶臼に行ったそうです。直線距離で14kmほどです。呼べば返事が返ってくるのか興味はあります。検索してみましたが、どのくらい届くか正解はなさそうです。学生時代、神室山と前神室山の2kmでの実験では聞こえました。

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 どこを通るのかと、不安になる稜線です。

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ウメバチソウ

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リンドウ

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岩手山・鬼ヶ城を振り返る

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 まだまだ万里の長城のように稜線が続きます。

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 大白森がはっきりしてきました。

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キンコウカ

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御苗代湖・黒倉山

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お花畑

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 アザミと蜂の組み合わせは定番のようです。

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 松川温泉に下ると、バスの時間に合わないのと、疲れてきたのとで、七滝コースを下ろうという気が起き始めました。

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大地獄谷

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登山道(赤点)

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 切通しに8時14分、不動平から2時間25分かかりました。ここで別々の道を歩む提案をしました。もちろん冗談ですが、毎回同じようなことを言って嫌がられるのは、子どもに「ここで捨てるか」とからかうのと同じ精神構造です。今なら児童虐待と言われそうです。

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 大地獄谷に下ります。最近刈り払われた風情です。

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 お花畑から下ってきたカップルと一緒になりました。下りは難儀しました。

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左俣沢(9時21分)

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 筋肉痛で下りでもスピードが出ませんでした。

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 途中で草刈り機を持った管理員さんに出会いましたが、Sさんであることは氏のブログで判明しました。どうも人の顔を覚えるのが苦手で、3回目でようやくというところです。これまで何度かお会いしてもわからなかった方々、すみません。

 11時に駐車場、11時10分にふれあい学習館に着きました。岩手山には雲がかかっています。絶好のタイミングで登ることができました。暑くて一歩手前だったことは忘れることにします。

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 岩手山、裏岩手を縦走するには公共交通の便が悪いのがネックです。松川温泉には8時51分に着くバスがあります。このバスが県民の森(七滝登山口)を通ります。見返峠には10時55分にしか着きません。馬返し、焼走り、御神坂、網張、奥参道(雫石側)、滝ノ上温泉、安比高原にはバスはありません。秋田県側は大沼温泉、大釜温泉には運行日が限られますがバスはあります。

 盛岡の人なら、車2台とか、迎えに来てもらうかとかできますが、遠来の登山者は不可能です。遅いバスで1泊追加する、タクシーを使う、宿に泊まって送迎してもらうなどの対策が必要です。
 後退することはあっても、前進することはないでしょう。

GPS軌跡

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