須川岳(笊森避難小屋・湯浜コース) 2019年9月6-7日

 笊森避難小屋に泊まるのが主目的ですが、須川温泉からのピストンでは面白味がありません。当初は同行者が未踏の中央コースを下るか、秣岳へ縦走するかを考えていました。
 中央コースを下るならば、早朝にイワカガミ平に車を置きに行って、9時のバスで須川温泉に向かうことができ、時間的にも問題はありません。秣岳へ縦走した場合には、車道を歩かなければなりません。

 湯浜コースは私も未踏ですが、日帰りでもピストンする気になれない長丁場です。下りならまあまあ楽そうです。湯浜温泉に車を1台置いて、県道282号線を通って須川温泉までは18kmです。高速を使って遠くの山には2台で行けませんが、近場なら可能です。おまけに全線が舗装道路です。最低地上高が低い車でもOKです。悪天候などで須川温泉に戻った場合も車の回収は容易です。近いとは言っても、湯浜温泉までは60kmもあります。(同行者はもう2台で行くのはイヤだと…)

 湯浜温泉の駐車場は旅館から離れた国道398号線沿いにあります。旅館の専用なのか、登山者用でもあるのか不明です。ここに黙って一昼夜置いておくと、不審者や遭難者と思われ、通報されかねません。所轄の警察と湯浜温泉の旅館に電話しておきました。

 8時に一関を出発し、花山湖経由で湯浜温泉に向かいました。途中の湯浜峠から須川岳(こちらからは栗駒山)が見えました。こうして見ると結構ボリュームのある山です。

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 国道沿いに車を置きました。帰りに旅館の人に言われましたが、登山者は少し離れた広い空き地に置くようにとのことです。どこかに書いてあるらしいのですが、大きな看板には、「歓迎 栗駒国定公園 栗駒登山湯浜コース登山口」、「ランプの秘湯 湯浜温泉三浦旅館」と併記されており、これだけでは登山者用か旅館専用かは判定困難です。

 同行者の車で須川温泉に移動しました。セキュリティーの点では須川温泉の方が安心と思われます。車の新旧や価格で判断しました。18kmですが、思いのほか遠く感じました。須川温泉の駐車場に置き、登山届を記載しました。本来は個人情報でしょうが、前日から笊森避難小屋に泊まった人がいるようです。

 10時4分、出発です。昭和湖付近はまだ通行禁止のままです。

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 振り返ると、焼石岳や県境の山々が見えました。

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 名残ヶ原に刈り払いの人たちがいました。案内板のところでお話をしました。要点を箇条書きにします。
・有毒ガスの濃度は下がっているが、まだ再開時期は不明。
・ゼッタ沢につり橋を設置する認可が下りた。
・三途の川は渡れなくなることは少ない。
・産沼コースは若干刈り払いしすぎの感はある。階段は造らない。
・瑞山(笊森)コースを再整備中。登山口に送迎車が必要だろう。

 やはりこのまま産沼コースだけでは人気が落ちそうですので、宮城県側との連携、秣岳登山口への交通手段などを考えていかなければならないことでしょう。
 今回も火山ですので、ヘルメット装着です(本人希望)。一度かぶると病みつきになるのかどうかは確認していません。

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苔花台(10時34分)

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 ゼッタ沢にはつり橋がかかるとのことですが、メインの登山道が増水で渡れなくなり、孤立したら管理責任を問われることでしょう。パンフレットには、増水したら通行できない、経験者同行などと書かれていた登山道がメインになったのですから。

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三途の川(10時53分)

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 急登を過ぎると、剣岳が見えました。

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産沼(11時37分)

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 産沼コースから笊森方向に入り、磐井川源流域に入ると、人がやってきました。登山届にあった人でした。秣岳へ縦走するつもりが、須川岳への途中で体調不良となり引き返したとのことでした。「もしかしてネットやってますか?」と訊かれましたので、「あかりんです」とお答えしました。いつも読んでくださっているとのことです。無事に下山できたようで、安心しました。

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磐井川源流域

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 水場で水を3.5L補給しました。涸れることがあるのかどうかは不明です。

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終わったチョウジギク

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 磐井川源流コース入口に赤テープはありますが、案内板はありません。最初は沢を登ることを知らなければ迷うでしょう。

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ウメバチソウ

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 12時20分、笊森避難小屋に到着しました。2時間16分でした。午後から登ったこともありますが、日が短くなってくると危険です。

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笊森

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須川岳

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 今回、時間があれば産女川を少し下って左俣を裏掛コースに遡行してみようかなどと考えていましたが、草で青々としており、やめました。小屋から産女川に下る道があり、下ってみました。

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 あまり水量はありませんが、水場として使えそうです。

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 沢沿いはまだキンコウカが咲いていました。

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 雲が出てきました。天気は下り坂なのでしょうか。

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 通行止めになっていますが、少し笊森方向に入ってみました。道は不明瞭です。

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 内規で、酒は15時からとなっていますので、昼寝をして時間をつぶしました。笊森避難小屋には、マットや毛布などはありません。

 栗駒山の火山ハザードマップでは、大きな噴石の飛散影響範囲、火山灰30-50cmの範囲に避難小屋が入っています。噴石が屋根や壁を突き破る可能性はありますが、コンクリート床の階下倉庫に避難すれば助かるかもしれません。屋内からも入れます。知識として知っておいても損はないでしょう。

 今日は栗駒山で栗駒山(奥鶴・大吟醸)です。瓶のまま担いできました。

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 須川岳の水ではないようですが、岩手県の酒も持ってきました。

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 不安定な空です。

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 右手が一関の夜景です(19時)。一関からこの避難小屋が見えるものと思われます。

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 夜中(2時40分頃)満天の星でした。

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 明るくなって起きました。天気はよさそうです。日の出を待ちます。

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 遠くに五葉山・愛染山が確認できました。

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 早池峰山らしき山もかすかに見えました。

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 笊森山頂に日が昇りそうです。

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須川岳

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 朝食を済ませ、6時14分に出発です。天気がよいので、湯浜コースに向かいます。

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 磐井川源流の水場から避難小屋の間は刈り払いされていません。

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 磐井川源流は最初は沢に入ります。

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経塚山方面

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磐井川源流の最上流付近

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 登っていくと、避難小屋が見えてきました。昨日、この付近で刈り払いしている人の姿が見え、音が聞こえました。

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 刈り払いには賛否がありますが、リンドウやアキノキリンソウが刈られて散乱していました。ここまでしなくてもと思いましたが、このくらいやらないと、すぐに覆いかぶさるとのことです。

 刈られたリンドウを拾い集めて、遭難慰霊碑に献花しておきました。これを見て、リンドウを引きちぎったなどと勘違いされませぬよう。登山者に踏まれて枯れるより、霊を慰められれば花も本望でしょう。

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東栗駒山

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 距離は短いながら、結構な登りです。

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 7時27分、須川岳山頂です。避難小屋から1時間12分でした。今回は大展望です。

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 過日登った荒雄岳らしき山が同定できました。

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 焼石連峰の向こうに岩手山が見えました。

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 早池峰山もうっすらと見えました。

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 湯浜温泉までは8.3kmもあります。日帰りの先人は2時間半で下っています。

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 7時38分、下山開始です。

秣岳方面

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須川温泉と名残ヶ原

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天狗平から(7時57分)

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 湯浜コースは、虚空蔵十字路から天狗平の間は学生時代に表掛コースを登ったときに通っているはずですが、記憶がありません。意外にもよく刈り払われています。

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 表掛コースは下りは推奨されていません。そのうち登って、中央コースを下る予定です。

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 この方向から見る栗駒山はいつもと全く違う姿です。

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正面に虚空蔵山

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 山頂に標柱らしきものが見えます。

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 虚空蔵十字路(8時29分)いう以上、虚空蔵山にも道があったものと思われますが、ほとんど廃道のようです。

 「川原小屋」というのが気になりますが、廃業した湯ノ倉温泉近くに川原小屋沢があり、世界谷地付近から破線の道が途中まであります。山頂の地図によると、昔は温湯温泉から川原小屋沢、大地森を通るコースがあったようです。栗駒山の南側は未踏のコースがまだまだあるようですが、内陸地震で崩壊したところが多いらしいので、安易に踏み込むべきではなさそうです。温湯温泉から湯ノ倉温泉(廃業)への道も寸断されているようです。

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 虚空蔵山の西側、小桧沢源流部には湿原があり、木道がありました。

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 湿原が終わると、ブナの森になりました。

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 山頂から4.2km、湯浜温泉まで4.0kmの中間点(9時46分)まで、2時間8分かかりました。500mごとに標柱があり、500mで15分ほどかかり、時速2kmという遅いペースです。

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 山頂から6.2km地点には10時32分、歩きやすくなって若干ペースは上がりましたが、バテバテです。「湯浜分岐」の意味は不明です。昔は大地森の方へ道があったのでしょう(羽後岐街道)。

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 白桧沢に向かって下ります。

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白桧沢(10時52分)

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 登り返したところに山神の石碑です(11時)。

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ランの類?

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 11時19分、0km点です。3時間41分かかりました。時速2.2km、歩きやすくなった後半、若干ペースがあがりました。

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 ここから車まではまだ登りがあります。宿の人に下山を伝えました。着替えが車の中ですので、入浴はしませんでした。

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母沢の上滝

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 国道に上がり、車に戻りました。11時32分、笊森避難小屋からは5時間18分でした。

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 須川温泉に戻り、帰途に着きました。暑くて温泉に入る気もしないというところです。

GPS軌跡

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