田代山 945.5m・毛無森 904.0m・西岳 1018.2m 2014年4月29日 その1



 田代山(たしろやま、たしろさん)は七時雨山の外輪山としてそびえ、その姿からは登頂意欲をかきたてられる山です。阿蘇を彷彿とさせる景観とも言えます。しかし田代山には登山道があり、ツウにはかなり知られた山ですので、そのうち登ればいいやと思っていました。

田代山

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 一戸町の残る西岳、二戸市の残る毛無森と田代山のうち難題は毛無森です。東からの直登は標高差200mですが、雪がなければ藪こぎです。冬はアクセスが困難そうです。

 地図を見ているうちに、一見何の関係もなさそうな3つの山がつながりました。西岳と田代山は最低鞍部848mでつながっているではありませんか。そしてこの縦走路途中の979.3m三角点(四等・新沢岳)で分岐する稜線が毛無森に最低鞍部780mでつながっています。この発見で居ても立ってもいられなくなったのは想像に難くないことでしょう。

 問題は残雪の具合です。いったん踏みこんでしまうとエスケープルートが見当たりません。4月4日に田代平周辺の道路が開通していますので、もっと早く気づくべきでした。

 もう一つの問題は縦走の方向と、登山口への戻りかたです。当初は奥中山高原スキー場に車を置いて西岳に登り、雪があれば毛無森に立ち寄って田代山に向かい、下山地点にタクシーを呼ぶことを考えました。タクシーは奥中山駅付近にありました。しかし七時雨山荘付近が携帯圏外だったことを思い出しました。また山荘の営業は4月30日からで電話を借りられる確証はありません(営業準備はしていると思われますが)。田代山山頂で携帯が通じる確証もありません。

 そこで方向を逆にしました。単純ですが、すべて解決です。28日の21時に田代平の七時雨登山口の駐車場に到着しました。
 きれいなトイレがあり、絶好の車中泊場所です。ただしやはり携帯は何をやっても圏外でした。満天の星に、七時雨山のシルエットが見えていました。

 朝4時に起きると、まわりにはほとんど雪はありません。田代山を見上げても南の斜面には雪は見えませんでした。これでは西岳までは無理かもしれません。

 田代山登山口に移動し、4時56分に出発しました。牧野の中の作業道のような道です。ガスがかかっていますが、これはのちの絶景との引きかえでした。

登山口

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 案内板などはなく、地図の破線の道に沿って登り、土塁と交差するところから尾根に取りつきました。土塁のわきには残雪がありました。

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 雲海に七時雨山が浮かんでいました。空は快晴です。

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 やがて登山道が現れました。よく刈り払われています。登山道を歩くと、朝露に濡れます。またそういう時期になったのかと思いました。

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 800m台の最初のピーク(三曲山らしい、山名柱は発見できず)を越えると、これから向かう田代山方向の登山道が見えます。雪はあまりなさそうです。

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 三方沢山には5時41分に到着しました。山名柱以外のプレートは見当たりませんでした。

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 登山道には断続的に残雪がありました。

三方沢山をふり返る

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 田代山には5時56分に到着しました。ここも山名柱のみです。

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 七時雨山はまだ雲海に浮いています。

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 反対側に目を転じると…見えてしまいました、毛無森。この光景を見て、誰が戻れるでしょう。

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 駒木立までは登山道があるはずです。先を急ぎます。

田代山をふり返る

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 駒木立には6時16分に到着しました。ここに主三角点と青白プレートがありました。

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 駒木立から先に道がありましたが、田代平に下る道のようです。下山時にいた人が、トレランのコースだと言っていました。また駒木立を屏風岩と呼んでいました。

 毛無森・西岳方面を見ると、稜線に残雪があたかも白いカーペットのようにつながっています。地獄へのカーペットとならぬことを祈りつつ、踏みこみました。もう戻れません。

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つづきは、その2へ。

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