皮投岳 1122.3m 2014年9月15日



 皮投岳(かわなげだけ)は、日本山名事典によると、「三戸から鬼が来てシカ800頭を捕らえ、剥いだ皮を投げたという伝説」とのことです。
 県道195号線(田山花輪線)の花輪越(732m)から登山道があります。ちなみに岩手県でも秋田県でも同じ195号線であるというのはちょっとした発見です。
 今回は、安比の桂久保山を下山後に、鹿角八幡平ICで降り、秋田県側から花輪越に向かいました。これが結果的にはよかったのですが…。

皮投岳

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 県道195号線に入ると、田山には抜けられないとの看板。花輪スキーから少し先の花輪斎場のところから通行止めになっていました。

花輪越までは通行止(下山後に撮影)

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 止まっていた車の人(工事関係の現場責任者?)の話では、道路が決壊しているのは岩手県側で花輪越までは通行可能だが、県から一般車両は通行させないように言われているとのこと。昨年夏から通行できないようなことを言っていました。岩手県側も無理、今年は開通する見込みもないだろうとのことで、万事休すかと…。
 五ノ宮嶽を越えてピストンするのはかなりの距離があります。五ノ宮嶽が岩手の山なら登りますが、秋田県の山ですからそこまではしません。
 歩くならよいと言われたので、歩くことにしました。6kmだと言われました。車道歩きが2-3時間プラスになりますが、また来るよりは楽でしょう。実際の距離はわかりませんが、帰りは46分でしたので、4kmくらいでしょうか。

 花輪斎場の駐車場に車を置いて出発です。職員の車がやってきて隣に止まりましたが、何も言われませんでした。

 県道歩きが始まりました。

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 しばらくするとミキサー車が何台も登っていきました。先ほどの人はミキサー車が来るのを待っていると言っていました。2kmほど歩いたところで、先ほどの人の車がやってきて乗せてくれました。30分ほどの短縮となりラッキーです。仕事中に遊び人を乗せていただき申し訳ない限りです。
 復旧工事の人ではなく、上沼放牧場近くの送信設備付近の工事をしている人のようでした。道路の復旧作業は果たして行われているのでしょうか。

 花輪越の峠に登山道の入口の標柱がありました。

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 昨年夏以来、登る人がいないとすれば登山道は荒れているものと思われましたが、それほどは荒れていませんでした。

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 植物の案内板が随所に設置されていました。

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 花輪越の北側の山は上沼放牧場で、その途中で送信所関連の工事が行われているようです。

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 三角点(四等・花輪越)のある862.9mピークが三倉山のようです。プレートが2枚ありました。西方900mにある844mピークまで続く尾根が三つの鞍?のように見えるのがその名の由来なのでしょうか。地図に名前がなく、日本山名事典にも掲載されていないようです(特殊な読み方だと探せないことがある)。

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 気持ちのよい林間の道が続きます。

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 標高970m付近の登山道の屈曲点がいっぷく峠。北西方向の展望がひらけていました。

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 道が荒れていなかったのはここまで。この先は笹藪が覆いかぶさり、足元のみ空間があるような場所がところどころにありました。レインウエアの下だけ履いていましたので、山シャツはぐっしょりと濡れてしまいました。
 現時点ではハイキングレベルの登山道ではなくなってしまっています。早く道路が復旧することを期待します。

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山頂手前

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 山頂には花輪越から1時間でした。山頂からは北側以外の展望がありました。

山頂・三角点(三等・皮投岳)

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四角岳・中岳

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十和田連山

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稲庭岳

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四角岳と稲庭岳

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名久井岳

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七時雨山・西岳

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八幡平方面

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 五ノ宮嶽への縦走路があるようですが、荒れているようであり、また秋田県の山でもありますので、あっさりやめました。五ノ宮嶽を経てタクシーで戻るというのもアリでしょうが、体調もあまりよくないのでやめました。

五ノ宮嶽

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花輪盆地

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 登りには気づきませんでしたが、少し下ったところの脇道を入ると祠がありました。事前の情報もなしに気づくのは難しいかと思われますが、2007年に登った先達は発見されています(脱帽)。なお刈り払い状況の違いも歴然としていますのでご参照のほど。三倉山の青白プレートの位置も違いますね。青白プレートの位置が移動している山は他にもありますので、本人が移動したのか、他人が移動したのかどちらなのでしょう。

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 花輪越付近からは三倉山は見えますが、山頂は見えませんでした。

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 車道を歩いて下りました。ミキサー車がひっきりなしに通りました。往復4時間で済みました。あきらめずに登って正解でした。また来るには遠すぎます。

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 残雪期に花輪スキー場から登るというのも可能かもしれません。皮投岳周辺には残雪期にしか登れそうもない山が5つばかりあります。不可能ではありませんが、なかなか大変そうな山もあります。

花輪スキー場(山頂は見えず)

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GPS軌跡

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この記事へのコメント

むー
2016年09月26日 20:28
三倉山は、祖先から所縁の信仰の山と聞いていて、10年ほど前に山岳会の方にガイドをお願いし数人で登りました。祠もあったのですが、記録を市内で辿ろうにも(縦走登山コースであるにも関わらず)おぼつかず、いつも気になっています。こちらで示してくださり、有難うございました。
ゴリラの星
2019年01月16日 20:03
八幡平に穴場な山があるんだなと思いました。
大人になったら八幡平の山全部登りたいです。
酔いどれジロー
2019年09月04日 10:56
生まれ故郷の花輪町を俯瞰したくて上沼放牧地にハイキングしたのが2018.8月。花輪越には登山道がのびていて引き込まれてしまいましたが、とりあえずその時は上沼放牧地を優先し、三倉山、皮投岳は次回の楽しみにしておきました。あかりんさんのこの情報を読み、すごく刺激になりました。