あすなろ山荘・愛染山 1227.6m 2017年6月24-25日

 仙人峠のあとに籠る山小屋としてあすなろ山荘を選びました。25日の天気がよければ、愛染山と五葉山の間の鞍部(標高919m)から愛染山に至る破線の道を登ってみることにしました。その後、時間と気力があれば、鞍部から東に下って大松コースに出て、五葉山に登ってみようかと考えました。
 愛染山には、4週間前に箱根峠から登ったばかりです。愛に染まった結果かもしれません。若干移り気な気はしますが。

愛染山山頂のシャクナゲ

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 遠野で酒と夕食の材料を買ったあと、桧山コースの林道に向かいました。氷上山で会った森林管理署の人は、林道の修復について検討中と言っていましたが、まだ手付かずのようです。同じ場所から歩くことになりました。
 暑い日差しがあり、木陰で荷物を詰め、15時1分に出発しました。水4.5Lと4合瓶1本で、例によってかなりの重量です。

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 山荘までで終わりですので、休み休み進みます。駐車場には15時33分、ブナの広場には15時44分です。林道の状況は前回と変わりありません。

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 木々には名前がつけられています。1つだけ観察しました。ヒトツバカエデ、その名の通りの葉の形です。

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 愛染山の一部と思われますが、部位は不明です。

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 山荘に近い沢から、ホースで水が引かれているようです。

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 16時8分、あすなろ山荘に着きました。1時間7分かかりました。せめて駐車場まで車が入れるようになると、もっと気楽に行けるのですが。
 絶対に飲むなと書かれた水道から水は出ました。山荘には誰もいませんでした。前回の書きこみの後に、2名の書きこみがありました。

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 山荘の先に携帯が通じる場所があると書かれていますが、圏外マークは消えませんでした。山荘裏手(西側)の自然観察路?に入って、801m点近くまで行ってみましたが、やはり圏外でした。

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 携帯から解放されることは喜ぶべきところなのですが、もはやその呪縛から逃れられないのは悲しい性です。

 いつものワンパターンの食材で缶ビール1本と日本酒を飲みましたが、前日の飲みすぎで、2合ほどでダウンしてしまいました。外が暗くなると寝てしまいました。

 悪夢で何度も目が覚めましたが、ホトトギスの鳴き声のほか、得体のしれない鳴き声がしました。あと、するはずのない重機のような音も何回か聞こえました。古杣のしわざなのかもしれません。
 未明に雨が降るような音がしましたが、外に出てみても雨は降っておらず、地面も濡れていませんでした。
 ネズミは出ませんでしたが、コウモリが天井にいました。
 一人で山小屋に泊まって怖くないかと聞かれることがありますが、全く怖くないと言えばウソになるでしょう。

 真夜中はホトトギスの鳴き声もしなくなりましたが、薄明るくなるとまた泣き始めました。4時半に起床しました。コーンキムチラーメンと、食べきれなかったソーセージの朝食です。

 雨が降ったら登らずに帰ろうという邪念が起きていましたが、草木が湿って、ガスがかかっているものの雨は降っていませんので、とりあえず鞍部に行こうと、5時47分に出発しました。

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 倒木で荒れていますが、昔は車が通れたと思われる道幅です。

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 しばらく進むと、道は崩落していましたが、通過できました。

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 五葉山の桧山コースの下部と同じような荒れた林です。

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 荒れてはいますが、幅広い道が続きます。もしかすると大松まで続いているのではと思わせます。

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 荒れた林から、すっきりした林床になりました。

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 桧山川に近づき、右俣を渡渉したところで道がなくなりました。

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 対岸(右俣と左俣の間)の道は藪に消えました。少し戻って探しましたが、道は見当たりませんでした。写真の崖を回りこむと、数ヶ所に赤テープがありました。

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 左俣を渡って、破線の道に向かって登ってもよかったと思われますが、間の尾根に乗りました。しばらく進むと、丈の低い笹原のブナ林になりました。どこでも歩けます。
 6時29分に鞍部に着きました。大松方面への道は真剣には探していませんが、なさそうでした。大松コースを下ってきて、破線の道通りに鞍部に出られるかどうかは不明です。植生からは、大松コースの途中から市町境界を鞍部に下ってくることはできるかもしれません。

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 1044m点まではほぼ同じような笹原が続きました。笹原にギンリョウソウを見かけましたが、写真を撮り損ねました。山で、またあるだろう、また見えるだろうというのはNGです。デジカメですので撮りまくればよいのですが、それを忘れるのが世の常です。

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 6時54分、1044mピークです。北側の展望がありそうですが、ガスで何も見えません。シャクナゲが咲いていました。

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 1044m点からは稜線を西に進みます。断続的に薄い踏みあとがあり、藪こぎもほとんどありません。

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 愛染山、五葉山にはこのような絵になる風景が散在しています。

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 最後の急登が始まる場所の北側に険しい沢の源頭部がありました。落ちたら終わりでしょう。

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 開けた笹原に出ました。晴れていれば背後に五葉山が見えることでしょう。

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 苔むした岩場を通過しました。道はあるかどうかも不明です。

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 再び笹の急斜面を登りきると、シャクナゲ咲く山頂に出ました(7時40分)。あすなろ山荘から1時間53分でした。
 すべての株に花が咲けばすごい景観でしょうが、そうではないところがシャクナゲの奥ゆかしいところなのかもしれません。

シャクナゲ

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 到着したときはガスで何も見えませんでしたが、やがてガスが晴れて、五葉山と黒岩が見えました。愛が伝わったのかもしれません。

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 ナナカマドが花を咲かせていました。秋に色づけば素晴らしいことでしょう。愛染山は花が少なかったと書かれた記録を見かけました。確かにそうかもしれませんが、探せばそれなりには可憐な花は咲いているものです。

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 途中までは往路を下りました。

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 どこでも下れそうな笹の林間ですので、林道終点付近に続く尾根を下ってみました。下部は植林地で若干荒れていましたが、問題なく目標地点に出ました。
 下流に出ると、桧山川の谷が深くなり、林道からも離れてしまいますので、GPSなしでは厳しいでしょう。

林道に出る(8時36分)

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 あすなろ山荘には8時53分に戻りました。山荘の日誌を見て、気になる書きこみを発見しました。私と同様に地図にあるすべての山なのか、岩手県の山に掲載されている山なのか、登山道がある山なのかは不明です。

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 荷をまとめ、9時23分に山荘を出発し、車には10時4分に着きました。荷が軽く、下り方向で、しかも日差しが弱いのいでこの程度で下れました。

 登山口と下山口が離れてしまいますが、箱根峠~愛染山~あすなろ山荘~五葉山~赤坂峠と7-8時間で縦断することが可能だと判明しました。

GPS軌跡

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